金属の製造過程において、中国から入ってきた商品(鉄)を加工する前にまず材料の洗いと言う工程が発生するため、専門の業者に委託していた。
専門の業者に洗いを行ってもらうための倉庫を借り、洗いが終わったらそこから自社倉庫まで自社の2tトラックで何回も運んでおり、それだけで1日が終わるという日もよくあった。
このように、「洗い」を専門的な作業と思い込む事でできなかったコスト削減方法を、見事に実現する事ができました。今回は委託業者へ支払う金額の見直しではなく、外部への委託の方法を少し変えるだけで、大幅なコスト削減が実現したという典型的な事例です。これにより、車両や社内の設備を一切変えることなく、物流費の削減に成功しています。
また、工場内での材料の置き場所と加工機械のレイアウトを変更する事でも、想像以上の無駄を省くことができます。これにより物流現場の人員を1人減らし、別の部署に配置転換する事で、全社的な業務効率の向上も図ることにも成功しています。